2009-01-01から1年間の記事一覧

注目集める新興国の金購入発言

欧州の中央銀行の金売却が減少している。近年の価格上昇で資産価値が上がって売り急ぐ理由が薄れてきたためで、中銀の売りが価格低迷の一因となった1990年代とは様変わりした。一方でロシアや中国などの中銀からは購入を示唆する発言が相次いでいる。金市場…

コメ、「魚沼と北海道産だけ人気」なぜ?

主食であるコメの銘柄の中で「勝ち組」と「負け組」がはっきりし始めている。勝ち組は高級銘柄米の代名詞といえる「新潟・魚沼産コシヒカリ」と、きらら397を筆頭とする「北海道産米」。この2つを除くほとんどの銘柄は、コメ価格センターの入札で前年を…

液晶テレビ 大型化が加速

液晶テレビの大型化が加速している。1年前の主流だった32型は年末商戦で主役の座を37型以上に譲りそうだ。 家電量販店の売り場では現在、薄型テレビの40%近くを32型が占める。1インチ4000円に近づいた32型は液晶テレビの急ピッチな値下がりの象徴とされた…

ステンレス、最高値更新の勢い

建築物の外装材や厨房(ちゅうぼう)器具など、日常生活にもなじみの深いステンレスの騰勢が止まらない。指標品種であるニッケル系SUS304(厚さ2ミリ)の市中価格は現在、東京・大阪とも1トン44万―45万円。年初に比べると実に1.5倍だ。世界的な需要…

ばら積み船用船料、中国勢が高騰演出

今夏から上昇が目立つ外航ばら積み不定期船の用船料(海運会社などが船主から船を借りる際の料金)。主に鉄鉱石を運ぶ大型船の場合、現在は5月の直近安値の3倍近くに達している。旺盛な中国の鉄鉱石輸入を受けた船腹需要の増加が主因だが、それだけではな…

アルミ相場、転換点近付く?

歴史的な高水準が続くアルミニウムの相場に変調の兆しが出てきた。ここ数年の価格上昇による増産で、需給が緩和に向かうとの見方が台頭している。中間原料となるアルミナの供給余力も急速に増している。来年以降、アルミ相場が反落に向かう可能性は高そうだ…

お正月にエビは食べられるか?

年末年始の食卓に華を添えるエビ。欧米や中国での需要が増えてきたため、今年は1年を通じて値上がりを続けてきた。欧米などが提示する高値に日本が追随できず、「買い負け」している魚介類の一つでもある。 行楽や、クリスマスなど華やぐ席でエビを食べるの…

米インテル、DRAM・NANDに嫉妬?

順調な成長を続ける半導体市場。ただ、つぶさに見てみると、勢いがあるのはパソコンなどに使うDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)をはじめとしたメモリー分野に限られる。携帯型音楽プレーヤーなどに使うNAND型フラッシュメ…

バージニア王朝

大統領だけではなく、そのほかの役職者も名士たちの互選で決まるようになったが、これぱ一種の指名制度であり、指名はまことに当然のことであるという雰囲気が建国後まもなくのアメリカにできあがっていった。指名される人物は有産階級の出身であったが、ま…